2023年10月にOPENしたミゼットフィールド。フィールドの名前にもなったミゼット(Midget)とは、その年の8月16日13歳になる12日前にお空に旅立っていった、イエローラブラドールのこと。
今日は、私のディスクドッグのパートナーであるイエローラブラドールと、フィールドに植えてあるカンナの花について、お話します。
マンションサイズのシェルティ、カンナ
カンナは、2002年生まれのシェルティ。
体重5kg「マンションサイズのシェルティだよ」と言われてブリーダーさんから2か月齢で私のところにきた。
7歳、事故で転落、脊椎損傷で緊急手術。
命は助かったものの後肢不随となり、犬生の半分は前肢のみの生活、14歳でお空に旅立つ。
シェルティのカンナが骨折したときのこと
カンナ7歳、北海道の牧場にファームイン旅行したときのこと。
ミゼットの母犬レパドや同居犬たちと共に、フリーにして遊んでいました。
「私の視界から消えた!」と思った次の瞬間には、側溝に落ちて倒れていたカンナ。
背骨を骨折です。
帯広畜産大学で緊急オペをしてもらい、20日後に退院。迎えに行きました。
その後、リハビリに通い、当時は数少ない犬用車椅子をオーダー。
犬用車椅子をつけて、皆んなと一緒に外に出ました。
カンナは半身不随なので、自力で排泄できません。圧迫排尿について覚えることができたのは、カンナのおかげです。
ラブラドールのミゼットのこと
ミゼットの母犬「レパド」Leopard が4歳になったとき、私のディスクドッグパートナーとして付き合ってもらうことになりました。
どうしても、どうしても、ディスクのフリースタイルがやりたかったから。。。
それまで、1枚のディスクを遠くに投げ込み、犬が走って取って戻ってくる、ことは容易に出来ていました。
複数枚のディスクを曲に合わせて次々とキャッチする、犬と息の合った表現法に惹かれ、キャッチセンス抜群のレパドと、どうしてもやりたかった競技でした。
だけど、4歳を過ぎた犬と、新たに始める競技(スポーツ)にお互い戸惑い、何をどうしたらうまくいくのかわからず、自己流でのトレーニングに限界を感じていました。
7歳近くになってやっとレッスンに行くことを決意し、レパドの子供が無事に生まれてくることを祈りながら仔犬育ても、ディスクドッグとして育てる準備も、私自身の決意も覚悟もあっての、ミゼットが誕生したのです。
「今を生きる」を教えてくれた犬
「今を生きる」ということを教えてくれたのが、カンナです。
誰を恨むわけでもなく、誰かと比べるわけでもなく、動かない後ろ足を受け入れたカンナ。
「生きていくにはどうする?」という思考が、犬には自然に無意識に備わっていることを教えてくれたのも、カンナ。
名前の由来は、ユーミンの歌「カンナ8号線」から。
フィールドをつくることになった時、『ミゼットフィールドにカンナのお花を植えたい!』そう決めて、ガーデナーさんにオーダーしたのでした。
犬と暮らす、生きもの相手なのでいろんなことがある。
人間に比べたら短い年数しか生きられない犬。
飼い主さんの笑顔が見たくて、飼い主さんと一緒に仕事や作業をするのが、彼らの喜びなんです。
彼ら、彼女たちの仕事とは・・・
「飼い主さんと一緒に走って、遊んで、一緒に寝て、お出かけして、楽しく暮らすこと」
愛犬と飼い主さんの望むドッグライフをデザインすることが、ビーエスドッグスのミッションです♪
寒川町倉見 Being S Dogsトレーニングスクール 国吉佐知子