犬にもストレスはあります。
ストレスを抱えたとき、犬は、どのようなサインを送っているのか、ご自分の愛犬をチェックしてくださいね。
ホームステイの経験
飼い主さん右足骨折という怪我をされたので、日常のお世話を依頼されました。
仔犬の頃から関わっている“黒犬さん”。しつけはもちろん、ボール遊びも、ディスクも、問題なくこなせます。
犬の気持ちを考えたときに、日帰りと宿泊では抱えるストレスは違ってきます。
どんなにハウストレーニングしていても、どんなに食べ慣れたゴハンでも、どんなに美味しいオヤツがあっても、
やっぱり、飼い主さんが「一番」なのです。
だからといって、飼い主さんベッタリに育てるのは如何なものか。。。というところ。
多少のストレスにも耐えられるようなメンタルを作っていくことも「しつけ」だと言えるのではないでしょうか。
1日目
「どこにおでかけするのかなぁ〜〜〜」と、ルンルンに車に乗り込んだ黒犬さん。
ミゼットフィールドに到着して、チェイス・アリーナと対面。
やるだろうと思っていたこと・・・オス同士のケンカが始まる。チェイスと黒犬さん。
「ごらぁあああああ!!!!!怒怒怒」
サチコの一喝が入り、チェイスも黒犬さんも、「ヤバイ!」と感じて仲直りをし、お互いを受け容れ、『仲間』となる。
とはいえ、やっぱり慣れた自分の家じゃないので、1日目の夜は、ゴハンを食べず。
こんな時、こちら側はどう対応するかというと、すぐに口をつけなかったらほぼ食べないので
他の犬たちが食べ終わるタイミングで、下げてしまいます。もちろん、廃棄。
2日目
2日目の朝、我が家のルールに則って、排泄を済ませてから朝ゴハン。
きゅるきゅるお腹がなってるのに、それでも食べられない黒犬さん。
自分の置かれた環境、状況を一生懸命把握しようとしている様子が伺えます。
「食べないの〜。美味しいよぉ〜。ほら♪」って手ですくって口元にもっていってあげる・・・
なんてことは絶対にしません!!!
<食べないのなら、下げるだけ。そのうちお腹が空いたら食べますから。まだ2日目だし。>
くらいの感覚で、犬と付き合っていきましょうね。
もちろん、体調管理はしています!食べない原因、要因がハッキリわかっている場合の対応法です。
2日目の夜
「あれ?もしかして家に帰れない???」
おそらく、悟ったのでしょうね。自分の居場所は、しばらくこの家なんだな、ということを。
我が家の犬たちと一緒にディスクやボール遊び、散歩も一緒に行きます。
行動を共にして、群れの一員だと認識してもらいます。
『ここは安心安全の場所だよ。しばらく一緒に過ごそうね』と伝えて
メンタルケアをしつつ、お互いが快適に過ごせるように、配慮していきます♪
環境が変わるとゴハンを食べなくなることは、よくあること。下痢する仔もいます。
犬のストレスサインの一例です。
犬からのサインを見逃さずに、私たち飼い主は、どういった姿勢で犬と向き合っていくか、しつけ方の参考になれば嬉しいです。
寒川町倉見 ワンダフルドッグフィールド・ミゼット 国吉佐知子